双極性障害は主に投薬治療が行われるが心理療法も大切

注意点

悩んでいる女性

長期的な疾患

例えば同じ気分障害でも、鬱病の治療は鬱状態そのものの改善が目的であり、1年ほど治療を続ければ完治することができます。しかし双極性障害の場合は、それより長いスパンでの治療計画が必要です。というのも、双極性障害の躁状態と鬱状態は何も数日とか数週間で切り替わるのではなく、年単位で切り替わるものだからです。最初の症状(多くの場合は鬱状態から始まります)があってから次の症状が出るまで数年かかることはざらですし、その間の躁状態でも鬱状態でもない期間は健常者と何も変わらない状態です。そして、双極性障害は治療を進めて完治したように見えても、多くの場合は再発してしまいます。そのため、躁状態や鬱状態を改善することも大切ですが、その後の経過をしっかり管理することが双極性障害の完治のためには大切なのです。副作用が辛い、あるいはもう治ったのだから治療は必要ないと勝手に判断してしまう、などの理由で薬の服用をやめてしまうと、ひどいレベルの症状で再発してしまうこともあり、さらなる長期的な治療が必要となるばかりか、10年も20年も気付かないうちに周りに迷惑をかけまくって信頼をすべて失っている、なんていう最悪なケースも想像できます。そのため、もう問題ないと判断できる状態だとしても医師の指示なしに治療をやめたりせず、根気強く続けるようにしましょう。再発を敏感に察知して素早く治療し、躁状態も鬱状態もほとんど起きない状態を作ることができれば、あとは双極性障害を罹患していない人となんら変わらない生活を送ることができます。