双極性障害は主に投薬治療が行われるが心理療法も大切

どんな治療があるか

カメラ目線の女性

原因

双極性障害は気分障害に分類される精神疾患ですが、その詳しい原因は未だ分かっていません。遺伝子やゲノムがなんらかの組み合わせになったときに「双極性障害になりやすい状態」が作られると考えられていますが、そのパターンは現在解明中です。そして、どんな家庭で育ってきたか、どんな人格を形成しているか、就職や結婚などの環境の変化、仕事での失敗やリストラなどのストレスなども双極性障害を引き起こす原因だと考えられていますが、これらはきっかけであり、根本的な原因は脳にあると考えるのが現在の一般的な理解です。そのため、精神疾患ではありますが「心の病気」ではなく、双極性障害はどちらかというと「身体の病気」だということができます。

2つの治療法

双極性障害を治療するためには、主に2とおりのアプローチが行われます。投薬治療と、心理療法です。前述したとおり、双極性障害は身体の病気ですので、メインとなるのは投薬治療です。リチウムやバルプロ酸、カルバマゼピンなどの薬が使われ、長期的に服用することによって、改善することができます。また、双極性障害は再発しやすい病気ですが、薬の服用によって再発の予防をすることもできます。例えばリチウムを使用する際はある程度の副作用が出ますので、体の調子を見ながら、医師とよく相談しながらの服用が必要です。現在は、残念ながら副作用のまったくない双極性障害の治療薬は開発されていませんので、「副作用があるから嫌だ」と諦めず、根気強く病気と戦っていくことが大切です。そして、副作用に関してもそうですが、患者自身が双極性障害という病気をきちんと知るために心理療法も行われます。家族なども一緒に病気について学習し、再発を防いでいくことが大切です。

双極性障害には一体どんな症状があるのか

双極性障害とは、言い換えれば躁うつ病、気分障害と呼ばれるもののことです。体調、気分ともに良く、仕事にも熱心に取り組むことができる躁状態と、何事にもやる気がでない、だるい、食欲不振に睡眠不足に陥るうつ状態とを繰り返すのがこの双極性障害の特徴です。 その程度は個々のケースによって異なってきますが、症状が悪化してくると躁状態の時の症状が強く出始め、ひどいケースだと周りが迷惑に感じることもあるため注意が必要です。さらに進行が進めば進むほど、この躁鬱の入れ替わりが激しくなり日常生活にも支障をきたしてくるため、早め早めに治療を受けることが勧められます。もちろん、人によって違いはありますが、早めに受診しておくことで確実に症状を抑えられるという人もいるので、周りの家族や友人も気が付いた時点で助言、もしくは受診を促した方がいいのかもしれません。

治療方法とその注意点

双極性障害は基本的に薬物療法を主な治療としてその計画を立てていきます。もちろん、人によってはこれにカウンセリングなどをプラスしてより確実に双極性障害を克服しようとする人もいます。ただ、カウンセリングは場所によっては費用も掛かってくる可能性があるので、できる範囲で続けていくのがおすすめです。 せっかく治療が進んでも予算以上のお金がかかってしまっては本末転倒ですからね。 さらに。双極性障害の治療で処方される薬は基本的に、症状が治まってからも服用し続けなければいけません。これは双極性障害の症状の再発、ぶり返しを防ぐものなので、決して自分の判断で服用を中断したり、容量を守らないなんてことのないよう注意しておきましょう。